医療用ブタを利用した
臓器移植・再生医療の実現を目指す

医療用ブタとは :

最先端の遺伝子改変技術や体細胞クローニング技術を駆使して開発される
指定病原体フリー (DPF: Designated Pathogen Free) のブタ

ニュース

News

2024年11月26日

霊⾧類への遺伝子改変ブタ腎臓移植試験の実施について各社から報道

NHK
日本経済新聞
毎日新聞
讀賣新聞
Japan Times

2024年11月25日

霊⾧類への遺伝子改変ブタ腎臓移植試験の実施について

ポル・メド・テック・明治大学・鹿児島大学・京都府立医科大学・eGenesis

2024年7月30日

世界初の遺伝子改変ブタ腎臓の移植手術を執刀したマサチューセッツ総合病院の河合達郎先生が、ポル・メド・テックを訪問されました。

NHK
朝日新聞
日本経済新聞

2024年6月25日

記事のご紹介

<異種移植>(上) ブタの臓器をヒトに

日本経済新聞

当社の生産する異種臓器移植用の遺伝子改変ブタを用いて、京都府立医科大と鹿児島大のチームが腎臓をサルに移植する実験を開始すると発表

2024年3月6日

日本経済新聞
カンテレ

2024年3月10日

NHK京都

2024年2月13日

異種臓器移植用ブタの国内生産に初めて成功

ポル・メド・テック・eGenesis・明治大学

2022年1月15日

当社代表取締役長嶋のインタビューコメントが放送されました

テレビ朝日 サタデーステーション

2021年10月1日

ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット2020に出展

ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット

設立経緯

Background to the Foundation

2017年に明治大学バイオリソース研究国際インスティテュートの研究成果を社会実装するために設立され、クローン技術と遺伝子改変技術を駆使して、ドナーブタを生産しています。これにより、日本国内での臓器移植の深刻なドナー不足に対応する新しい医療技術の提供を目指します。

我が国における深刻な臓器不足の背景には、臓器提供者数が他国に比べて極端に少ないことがあります。人口100万人あたりの臓器提供者数(2021年)は、米国の41.6人、韓国の8.56人に対して、日本は0.62人と低く、調査対象71国中の62位です。臓器提供の少なさは、国民感情や社会的・宗教的背景に基づくものと考えられ、一朝一夕の改善は期待できません。

このような背景下に当社は、米国eGenesis社が開発し患者への移植実績のある異種移植用の臓器ドナーブタを、クローン技術を用いて2024年2月に国内で迅速に再現生産し、移植に適した月齢まで効率的に飼育し、移植実施前に適切なウイルス検査を実施できることを示しました。これにより、深刻な臓器不足に直面する、我が国の臓器移植医療に異種移植という新しい選択肢を提示しました。

次世代のパイプライン候補
異種腎移植事業

2021年10月 遺伝子改変ブタの腎臓をヒトに移植する試みが、米国ニューヨーク大学で初めて行われました。遺伝子改変ブタ腎臓の利用は、待機患者数の多い腎移植の現状を打破するための有望な方策であると期待されます。ポル・メド・テックが保有するブタの遺伝子改変技術と医療用ブタの生産システムを用いて、移植用ブタ腎臓生産の事業化を進める計画です

BBC News
プラットフォーム技術
#1

体細胞クローニング技術による 遺伝子改変ブタの創出

遺伝子操作した細胞から、無性生殖的な体細胞クローニングによって直接遺伝改変個体を生産する技術は、ポル・メド・テックのコアテクノロジーの一つです

プラットフォーム技術

#2

医療用指定病原体フリー
(DPF: Designated Pathogen Free) ブタ

厚生労働省異種移植ガイドラインに指定された病原体(ウィルス・細菌・真菌・原虫)を持たないブタを低コストに生産できる製法を開発しました

AMEDの令和2年度 「CiCLE:第5回公募」におけるViCLEイノベーション創出環境整備タイプに当社を代表機関とする課題「医療用ブタ製造を目指した基盤整備」として採択済みであり、設備建設、製法の産業応用化に向け取り組みを進めています

会社概要

Corporate Profile

会社名
株式会社ポル・メド・テック(PorMedTec Co., LTD.)
設立
2017年2月
所在地
神奈川県川崎市多摩区三田 明治大学地域産学連携研究センター
事業内容
医療用ブタによる臓器移植・再生医療事業
株主
Eight Roads Ventures、株式会社セキネ、日揮みらい投資事業有限責任組合、経営陣

経営陣

Management Team

長嶋 比呂志

創業者 代表取締役 チーフ・サイエンティスト

明治大学農学部生命科学科教授 同大学バイオリソース研究国際インスティテュート所長

日清製粉中央研究所研究員、豪アデレード大学医学部産婦人科研究室客員研究員、豪ブリザジェンリミテッド主任研究員、大阪大学医学部付属バイオメディカル教育研究センター 臓器制御部門 臓器移植学研究部研究員などを経て、1999年より明治大学農学部勤務。臓器再生や稀少・難治性疾患の克服を目標として、遺伝子改変ブタやクローンブタを用いたトランスレーショナル・リサーチに取り組んでいる

農学博士(東京大学大学院農学系研究科博士課程修了) 専門は発生工学、生殖生物学

三輪 玄二郎

創業者 代表取締役社長

iPS血小板開発会社 メガカリオン 創業者・取締役会長
再生医療特許管理会社 iCELL 共同創業者・代表取締役
投資会社アルディート・アセット・マネジメント共同創業者取締役

米Bain & Companyを経て、培養皮膚開発を手掛けるBioSurface Technology(現、Sanofiの一部門)を共同創業

東京大学経済学部卒業 ハーバード大学経営大学院修了(MBA with Distinction)
世界経済フォーラム(ダボス会議)評議員

梅田 和宏

取締役

SIIFインパクトキャピタル株式会社 共同創業者・代表取締役。エムスリー株式会社にて事業開発グループ投資担当パートナー、エムスリーアイ株式会社 代表取締役社長、シーズロケットファンド主任組合員。株式会社産業革新機構 ヴァイスプレジデント。日本アジア投資株式会社 シリコンバレー駐在員、シンガポール等の東南アジア各国の現地法人社長、東京本社社長室長等を歴任。

東京薬科大学大学院 生命科学研究科博士前期課程修了(修士)

香本 慎一郎

取締役

米金融大手Fidelityの資金を活用した国内VCであるエイトローズにて、ヘルスケア分野の投資・育成の責任者

18年在籍した三井物産では、IT及びヘルスケア領域にて新規事業創出、M&A、企業経営に携わる。米国・シンガポール・ベトナムに計9年駐在

東京都立大学(電気工学科)
INSEAD(Executive Educational Program)

永井 宏忠

取締役

株式会社京屋(化学工業薬品商社)取締役

厚生労働省 医薬食品局にて監視指導・麻薬対策課GMP指導官、医政局にて研究開発振興課課長補佐(技術総括)等の職務を歴任

医薬品医療機器総合機構 医療機器審査第一部、
産業革新機構 戦略投資グループ健康・医療チームへの出向経験

岐阜市立岐阜薬科大学大学院 薬学研究科博士前期課程修了

天野 維一郎

取締役

大和証券入社後、機関投資家営業部で株式セールストレーディング業務に従事。運用会社へ転職しファンドマネージャー兼CTO。退職後、企業経営を経験しその後ベンチャー支援。

早稲田大学商学部卒業

平田 雅彦

監査役

日本銀行・考査局考査役、金融機構局・上席考査役、熊本支店長、預金保険機構・審議役、三井住友信託銀行・上席理事、三井生命保険・顧問、山田コンサルティンググループ・顧問等を歴任。

太陽有限責任監査法人・顧問(現任)

早稲田大学卒業

原 秀孝

サイエンティフィック・アドバイザー

大学院生時(2000年)より異種移植に興味を持ち日本(小動物が主)、アメリカ(大動物が主)、そして現在中国にて異種移植研究の発展に20年以上にわたり貢献。 博士号所得後2004に年渡米し、ピッツバーグ大学(その後アラバマ大学バーミングハム校)で、Dr. Cooperと共に大動物を用いた前臨床異種移植研究に従事。これまでブタからヒヒまたはサルへの心臓、肝臓、腎臓、膵島、および角膜の異種移植、並びにブタを用いた同種移植研究に携わる。 さらに、異種移植後のレシピエントの免疫モニタリングやブタの遺伝子改変がどのようにヒト免疫反応から回避できるかをin vitroで明らかにするなど、異種移植免疫に関する豊富な経験を持つ。

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